2010年度歩く会 吉田会長からのメッセージ
私は歩く会創設時から会運営に何らかの形で携わっていたので、会長になったからといって、特別の意識はなく、今まで通り会の理念に乗って運営に携わるつもりです。
私と冨谷、梶原の3人が、歩く会を設立したとき、欧米人の走る会HASHの理念である自由、平等、博愛の3理念をそのまま歩く会の理念として持ち込みました。
簡単に言えば
1.自由―歩く会は、いつでも参加できるし、歩く行事が終わったら、いつ でも帰っていい。
そのためには、営利目的ではなく、できるだけ安い会費で、だれでも無理なく参加できるようにする。
2.平等―歩く会に参加する方は、国籍、年齢、男女、職業に関係なく、参 加できること。
よって自己紹介等も公式には行なはない。
3.博愛―歩く会に参加する方は、お互いに親切にすること。
この理念は、創設時から8年たって、会員の方が増えてくるに従い、知らない方も増えてきたので、この場を借りて、再度お知らせすることにしました。
私がこの会の運営に際して望むことは、この歩く会が長い生命を持ってもらいたいということです。そのために、まず第1に各会員に会員番号を持っていただくことにしました。
そのため、事務局が最初は少し忙しくなりますが、正確な会員名簿を作ります。この会員番号は永久欠番で、この会が続く限り有効です。
いったんジャカルタでのご自分やご主人、お父さんの勤務期間が終わって日本に帰られ、その後再び旅行であれ、仕事であれ、ジャカルタに来られたときに、歩く会に参加する時は、この番号を使っていただきます。
この制度は、事務局の頑張りのおかげで、会員番号に基づいた名簿が短時日の内に完成いたしました。
歩く会を永続性のある会にするための第2番としては、歩く会が常に魅力的であることです。そのためには、この会を運営する幹事会を強化する必要があり、幹事会のメンバーを増やさないといけないと考えています。
ご興味のある方は、どなたでも幹事会に入って頂きたいですし、特に若い方から自由なご意見を伺えるようにしていきたいです。
幹事会は毎月1回食事会を兼ねて、歩く行事とは別に開催しております。
皆様が楽しまれている、毎回の歩くコースの設定は、歩く会のベテランが手分けして、できるだけ皆様に喜んでもらおうと大変なエネルギーを使って、作っております。3時間のコースを作るのに、休日を利用して、最低2人が、1回に半日程度時間をかけて、平均して3回程度下見を行っております。
このように、各歩くコースは歩く会にとって大変な財産なので、永久に保存したく、昨年はホームページを立ち上げ、今年はGPSを使って、全てのコースを記録化するように考えております。
また歩く会行事後の食事会もお蔭様で参加される方が増えてきておりますが、歩いた後その近くで、美味しくて安い、しかも清潔なローカル料理を探すのも、コース作りに携わったものの楽しみの一つです。
さらに、1昨年から、ジョクジャカルタの世界遺産の周辺を毎年10月ごろに歩く行事が国際的になりつつあり、毎年日本からも参加者があります。私ども歩く会幹事会は、一昨年の第1回の世界遺産ウォークに参加し、大きな感銘を受けました。今年は幹事会だけでなく、歩く会有志で、この世界遺産コース行事に参加したいと考えています。
会員の皆様がこのウォークに奮って参加いただけるよう、歩く会として万全の準備をしてまいりますので、時が来るまで暫らくお待ちください。
以上のような考えで2010年の歩く会を運営してまいりますので、倍旧にまして、歩く会を応援していただければ幸いです。
ジャカルタ近郊を歩く会 会長 吉田稔