Jakarta歩く会のブログ

ジャカルタ歩く会のブログです。下に行事の写真、会の理念、規約が見られるバナーがあります。行事への参加は、行事名、お名前(わかれば会員番号)、HP番号、メールアドレスをjwcarukukai@gmail.comにお知らせください。参加後のお写真の共有も、お待ちしております。

2013年度歩く会の理念と運営方針について

2013.1.1
1.歩く会発足の経緯
2002年に、当時欧米人主体のジャカルタ近郊の野山を走る、Jakarta HASH Clubに常時
参加していた梶原と吉田に対し、職場、学校との往復に明け暮れる日本人の生活に、少し
でも健全な刺激を与える会を作りたいと、冨谷が相談を持ちかけたことが発端です。
しかしながら、HASHの走るやり方をそのまま持ち込んでは、参加者に限りがあり、長続
きしないことから、老若男女誰でもが参加できるよう、自然の山野を歩く会を作ることに
しました。
その際の歩くルートは、梶原、吉田が20年にわたりHASHで累積した豊富な知見を基に
実施の前に下見をして作ることとし、その後、1年間の試行期間を経て、2003年9月に
第1回目の歩く会をスタートさせ、現在に至っています。
2.歩く会の理念
我々は、
(1)インドネシア在住の老若男女が、自由な雰囲気の中で月に1回郊外に集まり、         
(2)ジャカルタ近郊の山野を跋渉し、田舎の村落の人々とも交流することにより、歩くこと
の少ないインドネシアでの日常生活では、味わうことのできない経験を通じて、インド
ネシアをより深く知ってもらい、
(3)きれいな空気の中で英気を養って、翌日からの生活の糧にしてもらいたい
との想いから、この「歩く会」を運営します。
3.これまでの活動実績
2003年の設立当初は2ヶ月に1回の実施でしたが、参加者皆さんからの強い要望で、20
08年から毎月実施することとし、現在に至っています。
2012年12月の時点で合計86回の実施を行うことができました。
4.基本的運営方針
現在、会は誰でもが、気軽に楽しく参加できることを目的とするため
(1)安全かつ3時間以内のコース作りを行う
(2)相互扶助で乗り越える仕組みをコースに織り込む
(3)参加者の職業は不問とし、個人情報の秘匿に極力努力する
(4)終了後、希望者はローカルのレストランに集い、反省会を兼ねた昼食を楽しむ
(5)会のブログを開設し、誰でもが気軽に歩く会の実態を、常時見れるようにする
という5点をこの会の基本的運営方針としています。
今後もこの運営方針の基、皆さんのご期待に沿える企画を実行してまいりますので、倍
旧にましてのご参加、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
                               

2013年歩く会会長
                                  冨谷 時義

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ジャカルタ野道を行こう 「歩く会」が発足
2003年9月12日じゃかるた新聞 池田華子記者 
 
ジャカルタの欧米人が中心のグループ「ハッシュ・ハウス・ハリアーズ」(走る会)に参加する日本人が中心になり、だれでも参加できる「歩く会」を立ち上げた。
走る会での経験を生かしてコースを設定、普段歩くことのないジャカルタを歩き、楽しんでもらおうというのが目的。十三日午後、高速ジャゴラウィ線スントゥル近辺で、第一回のウォーキングを行う。ハッシュ・ハウス・ハリアーズとは「大衆食堂の猟犬」の意味。
一九三八年、英領マラヤのクアラルンプールで、英国人が始めた会だ。英国などで行われていた、紙をまきながら逃げる子供を追いかける「野ウサギと猟犬」の競技を、勝ち負けではなく楽しむことを主眼にしたゲームに発展させたもの。コース設定者が「野ウサギ」となって紙片を道にまき、紙を目印に追っ手の「猟犬」が走る。
追っ手をまくように、「チェックバック」(行き止まり)などの道を迷わせる仕掛けがあり、先頭を走っていた人が最後になったり、皆が助け合って道を探したりしながら、ゴールを目指す。世界中に広がり、インドネシアだけで五十余り、全世界に約千五百の走る会がある。ジャカルタでは、毎週月、水、木、金曜日の午後五時から日没までの約一時間、ジャカルタの街や郊外を走っている。カンプンの路地を走って住民の声援を受けたり、華人が祈りを捧げる寺の傍らを通ったり、車からでは見られない、新しいジャカルタの風景が広がる。
現在、日本人のメンバーは吉田稔さん(五九)、梶原章平さん(六三)、市川潔さん(四三)、田島彰二さん(四十)の四人。
 約二十年間欠かさず参加し、通算約九百回走った吉田さんは、走る会の面白さを「日が暮れて真っ暗な中、一人で皆の後を追うのが、スリルがある。忘れていた少年のころに戻れる」と語る。梶原さんは「参加するたびに、生きているな、と感じる」。
 
歩く会は「ジャカルタにいて、こんな楽しみがある、ということを分かち合えたら」という思いから、発足。二カ月に一度、土曜日の午後に、走る会のメンバーの案内でジャカルタのあちこちを歩く。
 「お手軽に」という理由から、走るのではなく、歩く会にした。会の名称は「ジャカルタ近郊を歩く会」「ジャランジャラン会」「ジャカルタ野道を行こう」などの案が出されている。第一回の十三日はスントゥル近辺を歩く。山の稜線、田んぼや畑が見渡せる見晴らしのいい風景の中を、約二時間半、歩く。
 走る会のメンバーは、これまで、年に一度のグデ登山やプンチャックの茶畑ハイキングなどを企画してきた。六月の茶畑ハイキングには約二十人が参加。一面に広がる茶畑の眺望を楽しみ、松ヤニを取っている所を見たり、小川を渡ったりしながら約四時間歩いた。
「ジャカルタでは、歩くことをしない。危ない、歩いてはいけないと言われている。カンプンの風景など、実は日本人が一番見たい場所かもしれない」と、歩く会発起人の一人、冨谷時義さん(五七)。