Jakarta歩く会のブログ

ジャカルタ歩く会のブログです。下に行事の写真、会の理念、規約が見られるバナーがあります。行事への参加は、行事名、お名前(わかれば会員番号)、HP番号、メールアドレスをjwcarukukai@gmail.comにお知らせください。参加後のお写真の共有も、お待ちしております。

「歩く会」第7回ウォーキング 高原に吹くボゴールの風

(ジャカルタ新聞より)

個人も家族連れも気軽に
交通ラッシュとスモッグの大都会を離れ、心身ともに、リフレッシュしてみませんか。冷房の効いたアパートとビルや工場の間を、車やスクールバスで通う日々。ゴルフ、テニス、野球、サッカーなどが邦人の間で盛んだが、時には、ジャカルタ郊外の手近なところにある自然を観察する「歩く会」に参加するもの楽しい。熱帯地方の自然を観察しながら、運動不足の解消と心をリフレッシュし、コストのかからないレジャーとしても、お勧め出来る。年齢、性別を問わず、個人でも家族連れでも参加できる。ジャカルタ駐在生活のライフスタイルに、ウォーキングやトレッキングを取り入れたらいかが、と歩くことが好きな会員たちは語る。第七回は、ボゴールの丘陵地だったが、次回、一月には、温泉まで足を伸ばす予定という。
 二〇〇三年九月に発足以来、野山や田んぼの中を歩く「歩く会」が六日、第七回目のウォーキングを、西ジャワ州ボゴールのパームヒルゴルフ場近くの丘陵地で行った。約十五人が参加し、ススキのような草が生い茂る秋の景色やシンコン畑など、自然の風景を目でも楽しみながら歩いた。
 前日に降った雨で、ところどころ道がぬかるみ、小川の流れも急だが、参加者が自然に助け合いながら、一人、二人と川を渡っていく。
 海抜約三百メートル。気温三十六度。
 汗をたくさんかきながらも、時折、通り抜ける風に生かされる思いになる。
 「観賞用植物、通称『ゾウの耳』」と、会の発起人の一人、梶原章平さんが説明する。鮮やかなピンク色と緑の葉っぱが、言われてみれば、ゾウの耳に見えてくる。野生蘭や小さな野花など、足元にも楽しみがある。
 シュレッダーにかけられた白い紙を頼りに歩くのがルール。
 コース設定や行き止まりなど仕掛け作りを毎回担当するのは梶原さんや吉田稔さんらベテラン勢。欧米人中心の走る会「ハッシュ・ハウス・ハリアーズ」で何百回と、ジャカルタ近郊を走った経験が生かされる。「道や地形など、すべて頭の中に入っている」と梶原さんは話す。
 今回は、会で幹事役を務める若手の矢野剛さん、斉藤和大さんらが初めてコース作りに挑戦。当日まで、忙しい時間をやりくりし、現地に五回も足を運んだ。「若い人たちにも、コース作りを楽しんでもらえれば」(吉田さん)
 「これぞ熱帯というコース作りを楽しみたい」と新会長・鈴木利朗さんは話している。
 「参加できない回は、子どもが怒ってしまう」と参加者からメールが寄せられるほど、二カ月に一度のウォーキングを楽しみにしている人が多い。
 近くに温泉があるとの情報に「次回は、温泉に入ってふやけるコースも良いね」。「アメリカに行かなくてもニューヨク帰り」などと声があがる。汗をかいた後にビールを堪能しながら談笑するのは楽しい。