12周年ウォークに120人 プンチャックで ジャカルタ歩く会 (2015年04月13日)
ジャカルタ歩く会(信夫活=しのぶかつ=会長)の12周年を記念するウォークが
12日午前、ジャカルタ南郊のプンチャック茶畑コースで、約120人が参加して行われた。
例年通り会員、吉田稔さん宅を起点にロング、ミドル、ショートの3コースに別れて、
早朝から次々に出発した。
ロングコースの参加者は34人。プンチャックの峠から約4時間下り、吉田宅を目指した。
快晴で、絶好の天候に恵まれた。山腹はすべて茶畑で、その中を縫う小道を列を作って歩いた。
クデ山を遠望する地点などで休憩を取ると、参加者から「素晴らしい景色」とため息が漏れた。
途中、コーヒーの苗木畑の横を歩いたり、空を舞うツバメを見たりした。
密林の中にも分け入り、細い急な登り坂を上り、後半は急斜面の茶畑をロープを頼りに下ったりして
舗装道路まで下り、車で吉田宅へ戻った。
家族連れも多いミドルコース、農家の近くも歩くショートコースも正午前には戻り、
全員でバーベキューなどの料理を楽しんだ。この頃から雨が強くなり、
テントや軒下での食事会になったが、子どもたちのスイカ割りは最後に行った。
設立メンバーの一人、吉田さんはたまたまこの日が71歳の誕生日だった。
自然に「ハッピーバースデー・トゥーユー」の歌声が起こり、みんなが祝福した。
吉田さんは「この12年で1回だけ中止したことがあります、東日本大震災の時です。
一番印象に残った出来事です」と振り返り、「これからもよろしくお願いします」とお礼を述べた。
家族で参加した本多さくらさん(10)は「楽しかった」と目を輝かせた。
ほとんど先頭を歩いたという。母親の紀子さんも「家族一同、楽しみにしています」と話した。
(臼井研一さん記)