Jakarta歩く会のブログ

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第81回 ボジョンコネン報告

滝を見に行く 歩く会 2012年7月14日
ボジョンコネン小学校から歩き始め村を抜け、尾根の中腹に出ると展望が開け周りの海抜700メートルほどの山々が見渡せる。薄曇りの天候の下、60名ほどの参加者は、尾根から河原に向かって開ける棚田とシンコン畑のまだら模様を見ながら棚田の畦道、シンコン畑の小道を45分ほど歩くと村道に出る。村は、チュンケ(丁字)が干され甘い香りが漂っている。
 村をぬけて畦道を少し歩くと滝の見える小屋にでる。ここで2組に分かれて休憩する。この小屋から見える1キロほど先の滝は30メートル程の高さで水を落としている。だがその滝壺の前、土砂を積んで高台にしようと整地している。これで今年は滝に行かず、「滝を見に行く」としたルート作りを納得する。
 ここから滝を見ながら川にゆっくりと下っていくと緑の棚田に囲まれ包まれた畦道になる。そして河原に出る。雨季の季節には、水嵩が高く渡れない川が今は乾季期、水嵩が減り渡ることができる。この川の流水で汗を流し写真撮影。参加した小学生は、少しの水遊びを楽しむ。

 川を渡った側は、まったく人家はなく山の裾野から棚田が広がっている。刈り入れの終わった田、田植えが終わったばかり田、青々とした田の中を30分ほど歩く、途中、通過したシンコンの加工場は、乾季で作業をしていなかった。
 帰り道、川から尾根を登る前に休憩をとる。これからゆっくりした登りになるが、2時間炎天下を歩いた後ではかなりきつい。尾根を少しずつ上がっていくと今まで歩いてきた道筋が見渡せる。棚田の向こうにモスクが見える風景は美しいジャワの山村だ。そんな思いに慕っていると出発した始めの村に入り駐車場の小学校に着いた。
 今日歩いたボジョンコネンは、スンダ語で黄色い村だが、「棚田の稲穂が黄色に実った村」を思い描くのは大都市ジャカルタに暮らす者の身勝手のようだ。それでも歩き会に参加するとジャカルタ近郊でこんな風景にも出会える。