5月14日(土)雨季も終わり、早朝の清々しい天候のもと北ジャカルタの
タマン・ウィサタ・アラムのマングローブ林にて第179回ジャカルタ歩く会が開催された。
①ジャカルタ市内、②早朝の比較的涼しい時間帯、③平坦なコース、という条件も重なったせいか、この日は141名(うち子ども38名)が参加し、子どもたちが竹製の遊歩道を元気に歩き回る姿にも心が洗われる気分だった。
7時過ぎ、コース前半はロングコースとショートコースにおよそ半々に分かれて出発。
マングローブ林の中を、竹と木材を組み合わせて作られた遊歩道に沿って歩いた。
園内では鳥やトカゲなどの野生動物が時折姿を現し、見かけるたびに参加者で声を掛け合いながら観察したり、写真を取る姿が見られた。
コース途中にはバードウォッチングタワーがあり、参加者は交代しながら日常のジャカルタ生活ではなかなか味わえない自然の眺望を楽しんだ。
ロングコースはアンチョール方面を眺められるあぜ道コースを進んだが、途中で竹製の橋が倒壊していたため、残念ながらそれ以上先に進むことはできなかった。(会の終了後、公園管理者に遊歩道の点検・補修をもう少し整備してほしいことを伝えた)
休憩場にある、鹿の飼育場所へとつながる吊り橋は特に子どもたちに大人気で、家族で手をつないで渡る、手すりにしっかり捕まって渡る、友達と走って渡る、怖くて引き返す姿など、子どもたちの元気に遊びまわる微笑ましい様子が見られた。
休憩後のコース後半はロングコースもショートコースも合流して園内のさらに奥地を散策した。
道中では参加者全員でジャカルタ歩く会の記念植樹を楽しんだ。
植樹は公園スタッフのレクチャーを受けながら、子どもたちを主役にして2箇所で行い、記念撮影をしながら進められた。
ウォーキングは不安定な竹製遊歩道を足元に気をつけながら進み、公園の一番奥にあるアンチョール方面を一望する小島まで進んだ。
約3時間のウォーキングのあと、園内で自由解散をした。
参加者は園内の木陰で軽食を取るグループや、家族でカヤック体験に参加するグループ、午後の予定へ足早に向かうグループもあり、「早起きは三文の徳」よろしく参加者は各々市内での早朝開催を上手に活用しているようだった。