ジャカルタ近郊に残るインドネシアの美しい自然を楽しむジャカルタ歩く会(JWC)は5月12日、西ジャワ州プンチャックで、161回目のウォークを行った。
今回は歩く会16周年の記念ウォークで、過去最高の170人が参加。歩いた後には、集合場所で、バーベキューや子どもたちを集めてスイカ割りもおこなわれた。
断食に入って最初の週末ということもあり、ジャカルタからプンチャックまでの道は渋滞もなく快適。参加者は予定時刻より早めに集合完了。7時過ぎにロングコース参加者が、7時半を超えたあたりでミドルコース、そして8時過ぎにショートコースの参加者がそれぞれ出発した。
最初の1時間は登りの道が続く。ショートコースは、家族連れ、子どもの姿も多く、後方グループはゆっくりとしたペース。日差しはそこまで強くはなかったが、緑の茶畑の丘陵地帯を抜けて延々と続く登り道の中、皆がだんだんと静かになってくる。
ロング、ミドルコースは、少し早めのペースで登り道をすすむ。丘の上から。タマンサファリのパンダ小屋が見えた。ロングコースのクライマックスはアジサイ畑。
今年は5月になっても雨季が残る日々でぬかるみができ足場の悪い道もあった。しかし、丘にあがると淡い紫、青色、ピンク色のアジサイが一面にさく。参加者は自然の美しさを堪能した。
戻りは、平坦な道から徐々に下りへ。風が気持ちよく頬をなでる。
先に出発したロング、ミドルコースの参加者も、帰り道でショートコースに追いついた。無口になっていた子どもたちも、いつのまにか元気になり、目の前に広がる緑の茶畑の坂道を我先にと走っていく。やがて、今回のゴールでバーベキュー会場となるこげ茶色の屋根の家が見えてきた。
11時30分頃には、ロング、ミドル、ショートコースそれぞれの最終ランナーもゴールイン。
恒例のバーベキューが始まった。ヤギの丸焼き、内臓のスープ、ソーセージ、カンクンや焼き芋、ふわふわの山崎パンなど、今回も種類は豊富で満足。
子どもたちは、歩いた疲れもものともせず、プールで泳いだり、スイカ割りで大きな声を上げて笑っていた。大人も子どもも皆楽しい時間を過ごし、今回のウォーク及びバーベキューは無事終わった。